僕とクラシック音楽とCD夜話(5)-LP帯のキャッチコピー
《LP帯のキャッチコピー》
本は帯のキャッチコピーや推薦文の”出来”で売上が上下するらしい。
一方、クラシック音楽のアルバムはLPからCDになって帯の面積が小さくなり、更に輸入盤が(私の)主流になり、帯の存在意義は薄れていった感がある。
高校時代、キャッチコピーに誘われて買ったレコードがこれだ。
アルゲリッチ モーリス・ラヴェル「夜のガスパール」「ソナチネ 高雅で感傷的なワルツ」
”ラヴェルが青く燃える”
帯にはこんなコピーが書かれていた。アルゲリッチらしからぬクールな演奏に、青く燃える彼女の姿は僕には見えなかった。
黄色いレーベル=ドイツグラモフォンのフルプライス盤であるアルゲリッチのレコード群は高校生の僕には全部買えるはずもなく、最初のチョイスが「夜のガスパール」だった。
マルタ・アルゲリッチ:ピアノリサイタル 1960年
アルゲリッチのDGデビュー盤
アルゲリッチ(p) アバド指揮ロンドン響 ショパン&リスト ピアノ協奏曲第1番 1968年盤
アルゲリッチ(p) アバド指揮ベルリンフィル プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 1967年盤
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