僕とクラシック音楽とCD夜話(1)-良い音楽は第一楽章から始まる
《良い音楽は第一楽章から始まる》
僕とクラシック音楽との関わりは、高校2年の時に遡る。
T先生の現国の授業でエッセーを書くという宿題が出たのだが、僕は「捜し求めた音」というエッセを書いた。内容は、TVコマーシャルで「良い音楽は第一楽章から始まる」という台詞とともに後で鳴っていたクラシックの曲が何だか知りたくなって、片っ端からクラシック音楽を聴いている間に”クラッシックへ続く道”が出来て(クラシック好きになって)いた。(そのほかの面で)今の自分はこうも熱中して道を作れたものがあるだろうか?-ないというものだ。
そのエッセの中では、コマーシャルの曲が何なのか最後まで明かさないで、読む者を引きつけ続けるといったテクニックが、厳しかったT先生曰く「インテリジェンスを感じて良い」と五重◎を頂き、クラスメートの前で唯一人発表するという栄誉も得た。
実は、そのエッセーを書いた時点ではまだ答えが見つかっていなかったのだが、そんなことはエッセーの本質からは問題ではなかったのである。
その後しばらくして判明した曲はこれだ!
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
高校時代に僕が愛聴したラザール・ベルマン(P) カラヤン/ベルリンフィル 盤
今なら、ベスト盤は”アルゲリッチ(P) アバド/ベルリンフィル 1994盤 かな
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